2度目の初防衛戦

　大晦日、大田区総合体育館で初防衛戦を迎えるWBA世界スーパーフライ級王者の河野公平(ワタナベ)が24日、所属するワタナベジムで公開練習を行なった。

　2013年5月、初防衛戦として迎えたリボリオ・ソリスに判定負けし王座を失った河野は今年3月、デンカオセーン・カオウイチット(タイ)を8ラウンドで沈め再び世界王座を手にした。初防衛戦まで9ヶ月と期間を取ってしまった河野だが、練習前の会見で「コンディションはいつも通り。早く試合がしたいです」と笑顔を見せた。

　再び訪れた初防衛戦について河野は「今回、足を使っていけるように練習してきた。成長した姿をみせたいです。世界戦でKO勝利するのは凄いことだし、チャンスがあったら狙っていきたいです。試合間隔は空いたが、防衛するという意識は常に持っていたのでモチベーションは高いです。必ず勝ちます」と意気込みを語った。

　会見に同席した渡辺均会長は「やはり初防衛をしていないので、まずはその目標を達成して欲しい」と思いを明かし「相手が技巧派ということで意識していたが、雑な部分を持った選手でもあるので狙いどころはあると思っている」と自信をみせた。

　高橋トレーナーは「河野はパンチもキレているので、当たれば倒せる。結構前に出てくる選手だと思うので、上手くカウンターを合わせれば倒せると思っています」と意気込みを語った。

　シャドーでウォーミングアップした河野は、高橋トレーナーとのスパーリングでコンビネーションやカウンターのタイミングを確認し、軽めの練習でジムを後にした。