挑戦権はアローヨが獲得

　IBF世界スーパーフライ級挑戦者決定戦が20日(日本時間21日)、プエルトリコのカロリナで行われ、2位のマクジョー・アローヨ(29=プエルトリコ)が3位のマーク・アンソニー・ジェラルド(23=比)に3対0の12回判定勝ちを収めた。

　試合は地元のアローヨのワンサイドだった。8回にはダウンを奪い、最終回には相手が減点を受けたこともあり採点は119対107(二者)、118対108と大差がついた。ゾラニ・テテ(南ア)に対する最優先挑戦権を手に入れたアローヨは16戦全勝(8KO)。サウスポー同士の戦いで完敗を喫したジェラルドは39戦31勝(14KO)5敗3分。 　この日は元WBO世界スーパーフェザー級王者ローマン・マルチネス(プエルトリコ)も出場、エルベルト・クォーティ(ガーナ)に2回KO勝ちを収めた。昨年11月にミゲール・ガルシア(米)に8回KO負けから13ヵ月ぶりの再起戦を飾ったマルチネスは32戦28勝(17KO)2敗2分、クォーティは22戦12勝(9KO)10敗。また、WBO女子世界スーパーウェルター級王座決定戦も行われ、元王者のハンナ・ガブリエル(コスタリカ)がパティ・ラミレス(メキシコ)に2回KO勝ちを収めている。返り咲きを果たしたガブリエルは16戦14勝(10KO)1敗1分。この日、メキシコのカンクンでは夫のブライアン・バスケスがセルヒオ・トンプソン(メキシコ)に9回終了TKO勝ちを収めたが、前日の計量で失格しており、夫婦世界王者としてクリスマスを迎えることはできなかった。ラミレスは12戦10勝(5KO)2敗。