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WBC世界ライトヘビー級王者アドニス・スティーブンソン(37=ハイチ/カナダ)の4度目の防衛戦が20日(日本時間21日)、同級7位のドミトリー・スコーツキー(33=露)を相手にカナダのケベックで行われる。試合4日前の16日、合同記者会見の臨んだスティーブンソンは「KOで勝つ」と宣言した。
アドニス・スティーブンソン
スティーブンソンは昨年6月にチャド・ドーソン(米)から王座を奪い、タボリス・クラウド(米)、トニー・ベリュー(英)、アンドレイ・フォンファラ(ポーランド/米)を退けてきた。11月にバーナード・ホプキンス(米)に勝ってWBA、IBF、WBO3団体統一王者になったセルゲイ・コバレフ(露/米)との4団体統一戦構想もあるだけに、ここで負けるわけにはいかない。「ベストのトレーニングができた。試合に向けた準備は抜かりない。彼(スコーツキー)は手強い相手だし、決して侮ってなどいない。でも、KOを狙うつもりだ。エマヌエル・スチュワード・トレーナー(故人)から『常にKOを狙え』と言われていたので、今回もKOで勝つ。私の2015年の計画にはコバレフ戦が入っているが、その前にこの試合に勝たなければならない」と、気を引き締めていた。25戦24勝(20KO)1敗。挑戦者のスコーツキーは「彼(スティーブンソン)は準備不足なのか、とても神経質に感じられた。私の方は準備万端だよ。勝ってベルトをロシアに持ち帰るつもりだ。彼には欠点があるので、そこを突くつもりだ。サウスポー対策も練ってきたし、絶対に勝つ」と、こちらも秘策ありといった様子だった。24戦22勝(16KO)2敗。オッズは25対1の大差で「スーパーマン」の異名を持つサウスポーの王者有利と出ている。