ララVSスミス

　WBA世界スーパーウェルター級王者エリスランディ・ララ(31=キューバ/米)対元IBF同級王者イシェ・スミス(36=米)のタイトルマッチ12回戦は12日(日本時間13日)、米国テキサス州サンアントニオで行われた。

〇エリスランディ・ララ(キューバ/米)
　12回判定(3対0)
×イシェ・スミス(米)

　10対1のオッズが出ていたように、両者間には確かな力の差があった。サウスポーのララはスピードに乗ったパンチと俊敏な身のこなしで序盤から着々とポイントを重ねていった。返り咲きを狙うスミスも食い下がったが、ララの動きとテクニックについていけない。途中からララもリスクを回避したため、試合は大きな盛り上がりもないまま淡々としたペースで12回が終了。ジャッジ二者が119対109、もうひとりも117対111の大差でララの勝利を支持した。2度目の防衛に成功したララは24戦20勝(12KO)2敗2分。7月にノンタイトル戦でサウル・アルバレス(メキシコ)に判定負けを喫してから5ヵ月で再起を果たした。スミスは33戦26勝(12KO)7敗。