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WBO世界ミドル級王座決定戦、1位のマット・コロボフ(31=露/米)対4位のアンディ・リー(30=英/アイルランド)の12回戦は13日(日本時間14日)、米国ネバダ州ラスベガスのザ・コスモポリタンで行われる。試合に先立ち、両選手は11日の記者会見で意気込みを口にした。
マット・コロボフ
アマ時代に世界選手権で優勝するなどエリート街道を突っ走ってきたコロボフだが、プロの水に馴染むのにやや時間がかかり6年目でやっと大舞台に立つことになった。「ずっとこのときを待っていたんだ。タイトルを手に入れるための準備はできている。いい試合をしたい」と、コロボフは言葉少なに決意を語った。これに対し2度目の世界挑戦となるリーは「ミドル級王者になる準備はできている。このために頑張ってきた。ヘビー級のタイトル戦を見るためにラスベガスに来てから10年。私はここで世界王者になってみせる」と、こちらは感慨深そうだった。戦績はコロボフが24戦全勝(14KO)、リーは35戦33勝(23KO)2敗。サウスポー同士の対決となる。
メインを務める前WBO世界ウェルター級王者ティム・ブラッドリー(米)は「彼はパワー・パンチャーなので手強い相手。楽な戦いにはならないだろうが、準備はできている」と話した。前WBA同級暫定王者ディエゴ・チャベス(亜)は「彼が尊敬に値する選手であることは分かっている。強くてベストの選手のひとりだと思う。先のブランドン・リオス戦(反則負け)では不当な扱いを受けたが、今度はいい試合をする」と誓った。戦績は31歳のブラッドリーが33戦31勝(12KO)1敗1無効試合、28歳のチャベスは25戦23勝(19KO)2敗。ともに再起戦となる。
また、アンダーカードでWBA世界スーパーライト級暫定王座の初防衛戦に臨むマウリシオ・エレラ(米)は「私は地獄のような経験を経てここにいる。いまは小さな王座だが、この試合の先に多くの仕事が待っている」と、意気込みを話した。初挑戦のベナビデスは「土曜の夜、皆さんは新王者誕生の瞬間を見ることになるだろう。準備は万全さ」と自信を口にした。