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WBA世界ウェルター級暫定王者キース・サーマン(26=米)は13日(日本時間14日)、米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで4位のレオナルド・ブンドゥ(40=シエラレオネ/イタリア)を相手に3度目の防衛戦に臨む。試合を2日後に控えた11日、サーマンは「KOの瞬間を見逃すな」と自信を口にした。
キース•サーマン
サーマンは昨年7月にディエゴ・チャベス(亜)を10回KOで下して暫定王座を獲得。ヘスス・ソト・カラス(メキシコ)、フリオ・ディアス(メキシコ)を下して2度の防衛を果たしている。世界戦4連続KO勝ちを狙うサーマンは「本当はアミール・カーン(英)かデボン・アレクサンダー(米)と戦いたかったが、無理だった。私は無敗の選手と戦うのが好きなんだ。ブンドゥはオリンピックに出場した実績を持った選手なので、その相手に自分のスキルを発揮することができるので楽しみにしている。その瞬間を見逃さないために瞬きは厳禁だよ」と、堂々のKO宣言をした。これに対し40歳にして初めて大きなチャンスを得たブンドゥは「ここにこうしている現実に、ものすごくエキサイトしているよ。私は40歳だが、まだまだ若いよ。年齢を重ねるごとに強くなっているんだ」と、興奮を隠せない様子だった。24戦23勝(21KO)1無効試合の王者に対し挑戦者も33戦31勝(11KO)2分と無敗同士の対決となる。
メインでアレクサンダーと拳を交えるカーンは「難しい試合になると思っている。私はいくつかの失敗から学んで強くなってきた。いつもラスベガスで戦いたいと思っていたので夢がかなったよ」と、5度目のラスベガス登場を素直に喜んだ。9対4でアンダードッグとみられているアレクサンダーは「私は金のために安易な試合はしない。強くてタフな相手と戦いたいんだ。なぜだか分からないが、私を応援してくれる多くの英国ファンは、私がカーンをやっつけることを楽しみにしているらしい。ありがたいことだよ」と、皮肉を込めてライバルを刺激した。28歳のカーンは32戦29勝(19KO)3敗、サウスポーのアレクサンダーは26戦24勝(14KO)2敗。試合にはカーンの持つWBCウェルター級シルバー王座がかけられる。