ウーゴ・カサレス、名城戦に向け

　来月8日、大阪府立体育館でWBA世界スーパーフライ級王者・名城信男(六島)と2度目の世界戦を戦うWBA世界同級1位のウーゴ・カサレス(メキシコ)選手に意気込みを聞いた。

　ウーゴはメキシコのコチュールジム(4月30日長谷川穂積選手の対戦相手フェルナンド・モンティエル選手と同じジム)所属のため、4月22日に開かれたモンティエール選手の記者会見と公開練習の日に、会場となった都内の帝拳ジムに姿を現した。
　両選手は昨年9月に対戦し、1-1のドロー判定となっている。

□一度戦っている王者名城選手の印象は?
ウーゴ「NASHIROは普通のボクサーだと思う」

□前回のラストラウンドは(王者名城の)パンチが効いていたのか?
ウーゴ「それはない。ただ、前回の試合前にかかとを痛めていたせいで、十分な走り込みが出来なかったので、スタミナ切れしたのは確かだが、今回は大丈夫。完璧だ。15ラウンドでも戦えるよ。前回も4-6ラウンドは(自身の)スピードは速く動きがよかったと思う。今回はそれ以上に速いスピードを見せられると思う」

□今回の試合について
ウーゴ「前回の試合で足りなかったものを修正してきた。クオリティの高いパンチをたくさん打ち込むよ。NASHIROは(俺の)パンチ力があるといっていたが、また思い知ることになるよ」

□減量は?リバウンドの幅も7Kgと多いようですが…
ウーゴ「全然問題ない。体重はいつも水分で戻るが、体が欲しているので無理のないリバウンドだと思う」

□日本での戦いは?
ウーゴ「(自分は)プエルトリコ、パナマ、アメリカなど世界中で戦っている。だから、どこで戦っても一緒だよ」

□日本のボクシングについて
ウーゴ「ドメスティックなイメージがある。メキシコまで戦いに来た西岡選手から(日本の選手が)学ぶことも多いと思う。逆に、自分達は世界中を回っている。日本人もアメリカ等海外で戦うとメリットも多くなると思う」

□試合に向け日本のファンに一言
ウーゴ「前回と違ってスタミナの心配もない。今度の試合展開は前回とは変わると思う。5月8日には大阪で試合を見てもらいたい」