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[海外ニュース]2014.12.5

大場、具志堅両氏が殿堂

 故大場政夫氏と具志堅用高氏が揃って殿堂入り――米国ニューヨーク州カナストータの国際ボクシング殿堂(IBHOF)は4日、2015年度の殿堂入りメンバーを発表した。そのなかには元WBA世界フライ級王者の故大場政夫氏と、元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高氏が含まれている。これで日本人のIBHOF殿堂入りはファイティング原田氏、ジョー小泉氏、本田明彦氏に次いで5人となった。
 大場氏は1970年にWBA世界フライ級王座を獲得し、73年までに5度の防衛を果たした。4度目の防衛戦と5度目の防衛戦では序盤にダウンを喫しながら逆転KO勝ちを収めるなどして人気を集めたが、交通事故で現役王者のまま亡くなった。具志堅氏は76年から81年までに13度の防衛を記録した元WBA世界ライトフライ級王者。引退後は「白井・具志堅ジム」の会長を務め、近年はタレントしても活躍している。大場氏と具志堅氏は、1940年代に活躍した元世界ミドル級王者ケン・オバーリン氏(米)とともに「オールド・タイマー部門」での選出だった。
 なお、IBHOFは「モダン部門」として元世界ヘビー級王者のリディック・ボウ(米)、元世界フェザー級王者ナジーム・ハメド(英)、元世界ライト級王者レイ・マンシーニ(米)の三氏の殿堂入りも発表した。さらに評論家のジョン・コンドン氏、マネージャーのラファエル・メンドサ氏、レフェリーのスティーブ・スモーガー氏、ジャーナリストのナイジェル・コリンズ氏、キャスターのジム・ランプリー氏も殿堂入りを果たした。式典は来年6月11日から14日まで、カナストータで行われる。

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