1/31にSB級暫定決定戦

　WBO世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦が来年1月31日、ハンガリーの首都ブダペストで行われることになった。2位のジェネシス・セルバニア(23=比)と4位のゾルト・ベダック(31=ハンガリー)が拳を交えるもので、勝者にはギジェルモ・リゴンドー(34=キューバ/米)との対戦が義務づけられる。

　WBOのスーパーバンタム級王座はリゴンドーが保持しているが、対戦相手がみつからないという悩みがある。そのためWBOは暫定王座決定戦を行い、その勝者がリゴンドーと対戦することを決定。今回のセルバニア対ベダックはそんな経緯で実現することになったわけだ。25戦全勝(11KO)のセルバニアは元世界王者ラファエル・コンセプション(パナマ)やアレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ)らを下している新鋭で、3連続KOと勢いを増している。ベダックは04年アテネ五輪に出場した実績を持ち、バンタム級1回戦でメキシコ代表のアブネル・マレスにポイント勝ちを収めている。プロ転向後、10年5月にウィルフレド・バスケス・ジュニア(プエルトリコ)の持つWBO世界スーパーバンタム級王座に挑んだが10回TKO負けを喫した。戦績は23戦22勝(8KO)1敗。