ワタナベジムが移転

　現WBA世界スーパーフェザー級王者、内山高志を筆頭に、男女合わせ3人の世界王者を輩出してきた東京・五反田のワタナベジムが、今月25日に移転する運びとなった。

　ワタナベジムは約20年前から、JR五反田駅東口を左折し、線路沿いに徒歩1分に「ワタナベボクシングビル」を所有した。近年では3、4、5、7階を練習場所にしてきたが、予定通りなら今月25日から、線路のほぼ反対側へ移転するとのこと。フロア数は2つに減るものの、一部屋の広さが1.5倍となり、ぜいたくな3リングや整骨院、女性専用フィットネスルームなどが維持されるという。

　所属選手では、大晦日に内山が9度目の防衛戦、WBA世界スーパーフライ級王者・河野公平が初防衛戦、元日本ライトフライ級王者・田口良一が世界初挑戦を控えているが、渡辺均会長は「練習不可能な日を1日もつくらずにベストコンディションをつくらせますから」と選手を安心させていた。移転先の住所は東京都品川区西五反田2-5-2 五反田東幸ビル4F。