細川「世界を目指す」

　大阪市内の六島ジムで5日、前日本スーパーウェルター級王者の細川貴之(29)が12月12日にタイのバンコクでIBFアジアライトミドル(スーパーウェルター)王座決定戦に出場することを発表した。7月に日本タイトルを返上した前王者は世界に打って出ることとなった。

　六島ジム枝川孝会長は「相手はインドネシアのモーセス・セラン(36)で戦績は42戦24勝18敗。日本タイトルも獲ったし、どうせやるなら細川には世界を目指してもらう。IBFでは世界の11位やし、今回のタイトルを獲って世界戦ができるように来年のIBFの総会にも行ってアピールするつもり」と世界プランを明かした。

　細川は「今回はファイトマネーも無しなので、自分で営業活動しながらやっています。200万円を目標に今週から営業して、現在80万円が集まりました。会長が作ってくれた道やし、しっかり乗っかって世界を目指します」と意気込むと「日本王者になって思い残すことはないので世界に出て頑張ります」と先を見据えた。