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[試合後談話]2014.10.28

ライト級神戸の陣

 神戸市中央体育館で28日、東洋太平洋ライト級タイトル戦が開催された。第39回REAL SPRITSのメインイベントに登場したチャンピオン、中谷正義(井岡)と挑戦者の宇佐美太志(岐阜ヨコゼキ)の両者が試合後会見に応じた。
距離がカギとなった試合
 チャンピオン中谷が距離を置いてジャブで支配する中、宇佐美も見せ場を作った。中間距離で打ち合った2R、セコンドの指示で冷静さを取り戻したチャンピオンが、試合中の修正力を発揮することとなったが、一瞬、中谷の膝が揺れた。3-0の判定勝利で二度目の防衛に成功した中谷は、これまで通りのポテンシャルをキープしたが、岐阜から乗り込んで来た宇佐美の今後にも注目したい。
チャンピオン中谷正義
 「納得いかない試合でした。相手の宇佐美選手は強かったですね。2Rにもらった右は効きました。まだまだ、ディフェンスが甘いと思いました。今のままだと世界へ行ってもKO負けします。油断があったわけではないと思うんですけど、油断なんですかね。今回は調整100点で試合は50点くらいですね。ホンマに納得はいかないです。また練習がんばります。次は会長次第ですけど、格上の強い相手とやりたいです。挑戦者の気持ちで戦える相手と試合がしたいです」と、二度目の防衛に成功したチャンピオン中谷に笑顔はなかった。
宇佐美太志
 一方で敗れた宇佐美は「強かったです。ヒット&アウェイされたら僕はどうしようもないです。途中で僕の距離になって打ち合えたんですけど、相手陣営から「離れろっ」て聞こえてチャンピオンが離れてしまったので、やられた、と思いました。チャンピオンは強かったです。また頑張ります」とタイトル初挑戦を振り返った。
井岡一法会長
 控え室で井岡一法会長は「ナイスファイトやったな。相手の宇佐美選手はよう練習しとった。中谷もヒット&アウェイが出来てたし、ナイスな試合やったな。また中谷には防衛戦で頑張ってもらうことになるな。強い相手を探すわ。しかしナイスファイトやった」と試合を振り返った。

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