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[動画・世界前哨戦会見]2014.10.20

最終関門突破を狙う粟生

  「ライト級でタイトル戦をやるうえで絶対に落とせない試合。内容も問われる」――フェザー級とスーパーフェザー級の元世界王者、粟生隆寛(30=帝拳)が22日、東京・代々木第二体育館で3階級制覇に向けた重要な一戦に臨む。ファン・カルロス・サルガド(29=メキシコ)との元世界王者同士の対決。最終関門ともいえる大事な試合を2日後に控えた粟生は20日、サルガドとともに都内で会見に臨み意気込みを口にした。
 粟生はこの試合に勝てばライト級での世界挑戦が見えてくるだけに、モチベーションも高いものがある。頬がこけ減量の厳しさを感じさせるが「体調はいいし、減量も順調。サルガドは背が高く自分の距離をキープしながら微妙な角度でパンチを振ってくる選手。でも、相手が強いと僕のテンションも上がる」と、強敵を歓迎している様子だ。勝つことはもちろん、内容も問われる重要な試合だ。「KOは流れのなかで生まれるものだが、その流れのなかで倒せればいい」と理想を語った。30戦26勝(12KO)3敗1分。
 一方のサルガドは5年前、今回と同じ代々木第二体育館でホルヘ・リナレス(帝拳)に初回TKO勝ちを収めて初の世界王座を獲得しており、験のいい会場での試合となる。「これは私にとっても大事な試合。粟生は経験値の高い優れた選手だが、私にも経験はある。アトラクティブで感動を呼ぶような手数の多い試合をする」と、決意を口にした。31戦26勝(16KO)3敗1分1無効試合。オンラインカジノのオッズは3対2で粟生有利と出ている。

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