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[前日計量]2014.10.18

ダブル世界王座統一戦

 ミドル級とフェザー級のダブル世界王座統一戦が18日(日本時間19日)、米国カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで行われる。試合を翌日に控えた17日、12連続KO防衛を狙うミドル級のWBAスーパー王者ゲンナディ・ゴロフキン(32=カザフスタン/独)とWBC暫定王者マルコ・アントニオ・ルビオ(34=メキシコ)、5階級制覇の実績を持つフェザー級のWBAスーパー王者ノニト・ドネア(31=比/米)とレギュラー王者ニコラス・ウォータース(28=ジャマイカ)が計量に臨んだ。
※ゴロフキン対ルビオ、ドネア対ウォータースは19日(日)午前11時からWOWOWプライムで生中継の予定。
ドネア&ウォータース
 フェザー級はドネア、ウォータースとも125.6ポンド(約56.9キロ)で無難にパス。向かい合ってポーズをとり、翌日の健闘を誓って最後は握手して計量は終わった。しかし、ミドル級の方はトラブルが発生した。暫定王者時代から11連続KO防衛を果たしているゴロフキンがミドル級リミットの160ポンド(約72.5キロ)を1ポンド下回る159ポンド(約72.1キロ)でパスしたのに対し、下着を脱いで秤に乗ったルビオは161.8ポンド(約73.3キロ)を計測したのだ。1.8ポンド(約815グラム)の超過である。ルビオにはルールどおり2時間の猶予が与えられたが、暫定王者はそれ以上の減量を拒否。この時点でルビオの王座は剥奪された。これを受けK2プロモーションズと両陣営が協議し、ルビオに10万ドル(約1070万円)の罰金を科して試合を行うことで合意をみた。ちなみにルビオはWBCが課す試合1ヵ月前の予備計量では174.5ポンド(約79.1キロ)、1週間前は165.7ポンド(約75.1キロ)と規定内だった。世界戦での計量失格者は近年になって急増傾向にあり、今年もフェザー級のオルランド・サリド(メキシコ)、ライトフライ級のジョンリエル・カシメロ(比)らが試合を前に王座を剥奪されている。  なお、戦績はドネアが35戦33勝(21KO)2敗、ウォータースは24戦全勝(20KO)、ゴロフキンは30戦全勝(27KO)、ルビオは66戦59勝(51KO)6敗1分。オッズはフェザー級が11対10でウォータース有利、ミドル級は41対1でゴロフキン有利と出ている。ドネアの勝利には1.1倍、ルビオの勝利には18倍の配当がついている。

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