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WBOのフランシスコ・バルカルセル会長は14日、同団体のスーパーフェザー級暫定王者オルランド・サリド(33=メキシコ)が正規王者に昇格するとメディアに明かした。
オルランド・サリド
この階級の正王者はミゲール・ガルシア(米)だったが、プロモートなどビジネス上の問題で今年1月を最後に試合から遠ざかっていた。バルカルセル会長によると、ガルシアは2階級上のスーパーライト級に転向するという。サリドはそのガルシアに昨年1月に8回負傷判定負けを喫してWBO世界フェザー級王座を明け渡したが、ガルシアが体重超過のため失った王座を昨秋、決定戦を制して再獲得。今年2月にはワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)戦を前に自身が体重オーバーの失態を犯して王座を追われたが、試合では勝利を収めた。それを機にスーパーフェザー級に転向し、9月にはターサク・ゴーキャットジム(タイ)との暫定王座決定戦で11回TKO勝ちを収めた。ターサクが4度ダウン、サリド自身も3度倒れるという稀にみる激闘だったが、この試合で2階級制覇を達成。57戦42勝(29KO)12敗2分1無効試合。初防衛戦は来年早々に計画されている。