再びジャコブに凱歌

　スーパーフェザー級の世界上位ランカー同士のEBU欧州スーパーフェザー級タイトルマッチ、王者ロメイン・ジャコブ(26=仏)対デビス・ボスキエロ(33=イタリア)の12回戦は10日(日本時間11日)、フランスのカレーで行われ、ジャコブが3対0の判定勝ちを収めた。

　両者は今年2月に同じ立場で対戦し、ジャコブが地元判定の声が出る2対1の僅差判定勝ちを収めた。それを受けての再戦だったが、今度は116対113、115対113、118対111のスコアでジャコブが3人のジャッジの支持を得た。元WBC世界スーパーバンタム級王者の父親シエリー・ジャコブ氏がマネージャーとトレーナーを務めるジャコブは、これで22戦全勝(7KO)。現在はWBA3位、WBC7位、IBF4位、WBO12位にランクされている。敗れたボスキエロは38戦34勝(16KO)3敗1分。11年11月に粟生隆寛(帝拳)に惜敗してから5連勝後、ジャコブに連敗となった。こちらはWBA5位、WBC8位、IBF13位にランクされている。