ブルックの初防衛戦は2月

　IBF世界ウェルター級王者ケル・ブルック(28=英)の陣営は、初防衛戦を来年2月に英国内で行う方向で調整に入っている。相手候補のひとりとして元WBA、IBF世界スーパーライト級王者アミール・カーン(27=英)の名前も挙がっている。

　ブルックは8月にショーン・ポーター(米)に競り勝って王座を獲得。12月に初防衛戦を計画していたが、9月にバカンス先のモロッコで暴漢に足を刺されるという事件に遭遇。帰国して現在は療養中と伝えられる。初防衛戦が12月に挙行される場合は「カーンは候補外」とブルック陣営は断言していたが、ここにきて事情は変わってきたようだ。ブルックもカーンもフロイド・メイウェザー(米)との対戦を希望しているが、そのメイウェザーは来年5月と9月の2試合で引退をほのめかしており、ともにビッグネームに勝って挑戦の名乗りをあげる必要性が出てきたのだ。その一方、一度は対戦を断られたカーンは12月に次戦を行う計画もあると伝えられるだけに、今後の動きが注目される。