クロフォードのV2戦

　クロフォードは今年3月、敵地に乗り込んでリッキー・バーンズ(英)に判定勝ちで王座を獲得。初防衛戦では元世界3階級制覇王者のユリオルキス・ガンボア(キューバ/米)と対戦し、4度のダウンを奪って9回TKO勝ちを収めている。そのガンボア戦に続き、今回も地元オマハでの試合となる。クロフォードはベルトランが昨年9月、英国でバーンズからダウンを奪いながら不当な判定(引き分け)に泣いたことを引き合いに出し「タフな戦いになると思う。彼は強くて狡猾な選手。彼が相手国に乗り込んでベルトを手に入れたと思ったことは誰もが知っている。彼はそれを取り戻すために戦うはずだが、そうはさせない」と、気を引き締めた。24戦全勝(17KO)。
　これに対しWBOの指名挑戦者ベルトランは「英国で勝つことができなかったのは神様が別のプランを持っているからだと思った。それが今回のクロフォード戦。彼は強くて巧みで紳士なのでリスペクトしている。リスクも大きいが、得るものも大きい試合」と、こちらも意気込みを口にした。36戦29勝(17KO)6敗1分。オッズは9対2でクロフォード有利と出ており、ベルトランの勝利には5倍の配当がついている。