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ピーター・クィリン(31=米)の王座返上にともなうWBO世界ミドル級の後継者争いが二転三転している。一時はスーパーウェルター級王者のデメトリアス・アンドレイド(26=米)が決定戦に出場する方向で調整に入っていたが、このほど辞退を表明。これを受け1位のマット・コロボフ(31=露/米)と2位のビリー・ジョー・サウンダース(25=英)で王座決定戦が行われることになった。
もともとコロボフとサウンダースは決定戦の話を詰めていたが、WBOからサウンダースよりもアンドレイドに優先権があると横やりが入り、いったんはカードが変更された。しかし、ここにきてアンドレイドが出場辞退を決めたことで、コロボフ対サウンダースが復活した。サウンダースのプロモーター、フランク・ウォーレン氏は11月29日、英国ロンドンで行われるタイソン・フューリー(英)対ディレック・チゾラ(ジンバブウェ/英)のWBO世界ヘビー級挑戦者決定戦のセミにコロボフ対サウンダースを組み込む案を持っている。08年北京五輪ミドル級出場の実績を持つコロボフは24戦全勝(14KO)、同じ08年北京五輪にウェルター級英国代表として出場したサウンダースは20戦全勝(11KO)。サウスポー同士の対決となる。