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[ニュース]2010.4.4

中川、薄氷ドロー防衛!

 3日、後楽園ホールで開催されたチャンピオンカーニバル・日本ウェルター級タイトルマッチ「王者・中川大資(帝拳)VS挑戦者・井上庸(ヤマグチ土浦)」の一戦。1・2R、挑戦者・井上が思い切りの良い左フック・右ストレートで王者・中川からダウンを先制する幕開けとなったが、中盤からは中川が右ボディアッパーを的確にヒットさせ、9Rには左アッパー・右ストレートの連打でダウンを奪い返した。
 最終10R、互いに一歩も引かない打撃戦を展開するも試合は判定にもつれ込み、ジャッジ一者は93-95で挑戦者・井上を、一者は95-94で王者・中川を支持。そして最後は93-93となり、三者三様ドロー裁定となった。このジャッジに挑戦者・井上はリングに崩れ落ち、王者・中川大資は3度目の王座防衛に安堵の表情を覗かせた。
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 薄氷の王座防衛に成功した中川はリング上のインタビューで「次はキッチリ勝ちたいと思います!」と、ドロー防衛に反省しきりだった。
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 惜しくも敗れた井上は「自分の根性が無かった。貰ってしまうパンチが多く、自分がやりたい事が出来なかった。黒木さんの時も悔しかったが。自分はまだまだこの程度」と悔しさを滲ませた。ドロー裁定にヤマグチ土浦ジム岩本会長は「2ポイント勝っていると思ったが。後半、中川が出て来るとは思ったが…。9Rのジャッジ10-7が響いた」とジャッジペーパーを覗き、苦渋の表情。
 挑戦者にとってドローは限りなく敗戦に等しい。しかし、再び井上が王座挑戦権を引き寄せた時、今回の経験がきっと生きて来る事であろう。
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 一方、控室での会見で王者・中川は「情けない。最後は体力的に行けたのに安全運転してしまった。ポイント的には不味いと思ったがダメージは無かった。(井上は)右足が前に出たり、ポジションを変えたりで戦い難かった。また、パンチと一緒に飛び込み、くっついてくるのがチョッと」と試合を振り返り再び反省。しかし、記者から第一子の誕生を尋ねられると照れた表情で「試合中、勝って子供をリングに上げる事を考えてしまって集中力が(笑。でも子供が産まれ、練習も今まで以上に集中出来た。子供に勝利をプレゼントしたかったが…。それが心残りです」と語った。
 中川は、これまで2度の防衛戦と違いダウンを先制されるも、持ち前のスタミナと驚異的な打たれ強さで終盤にはダウンを奪い返し、ドローながら日本ウェルター級王座V3防衛を成し遂げた。しかし、王者にとっても挑戦者にとっても不完全燃焼のドロー裁定だけに、両者が再び対峙する事はあるのか。日本ウェルター級王者・中川大資の防衛ロードはスリルに満ちた戦いの連続である。

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