佐藤幸治、初防衛成功!

　東洋太平洋ミドル級王者・佐藤幸治(帝拳)の防衛戦が3日、後楽園ホールで行われ、佐藤は挑戦者の同級3位・李在明(韓国)をワンサイドの6R2分41秒TKOで破り初防衛に成功した。

　リング上のインタビューで佐藤は「1R目から相手の距離になってしまったので、前半に良く見てから行こうと思った。1年半ぶりの後楽園ホールで嬉しかったが緊張した。これからも一戦一戦頑張りたい」と喜びを語った。

　さらに控え室での会見で、佐藤は昨年4月の敵地ドイツでの敗戦を改めて振り返った。「世界戦は素晴らしい経験になった。いろんなことも見え、自分のボクシングに幅が広がったと思う。まだまだこれから直す部分がたくさんあるが、敵地で世界王座を取った西岡さんが自分の側にいるだけで勉強になる」と語り、チャンスがあれば再び世界に挑みたいと意欲を見せた。