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[一夜明け会見]2014.9.6

今後も目が離せない

 代々木第二体育館での熱戦から一夜明けた6日、大橋ジムで会見が開かれた。最強挑戦者ローマン・ゴンサレスに臆することなく、激闘を繰り広げた八重樫東、最速世界王者となり初防衛戦に挑んだ井上尚弥が、報道陣を前にそれぞれの思いを明かした。
明日の紙面は
 プロデビュー後、最長ラウンドでのKO勝利となった井上尚弥だったが、毎ラウンドに見せ場を作り、初防衛戦をKO勝利で飾った。「ホッとしています。判定まで行かずに終わらせられたのは良かった」と言う尚弥だったが、「倒すまでの過程を作ることができていなかった」と反省点をあげた。  最後のライトフライ級と公言していた尚弥は「階級を上げて、自分の良さを出せるように練習していきたい。フライ級王者はすべて気になります。フライ級で何試合かやって、八重樫さんの借りは返したい」と意気込みをかたった。
試合後の控え室
 激闘の末、新たな伝説を築くことは出来なかった八重樫東だが、それに匹敵する感動を与えたことは会場の歓声が証明していた。「悔しさはあります。色々な練習や対策をしてきたが、やっぱり強かった。良い経験をしたと思うし、自分なりに一所懸命できたと思います」と心境語った八重樫は「今後については会長にお任せします。階級を下げてやってはみたいが、減量は苦手です。方向性が決まったら気持ちも作っていけると思います」と明かした。ロマゴンへのリベンジについて聞かれた八重樫は「やってもらえるならば、もちろんやりたい。ただそれまでに力をつけていきたいです」と落ち着いた様子で話した。
新たなステージへ
 大橋秀行会長は今後の展開について「尚弥はライトフライ級では無理というのが、数値で出ていた。ロマゴンとは、1年後くらいに統一戦というがベストですね。八重樫は、ライトフライ級でやってスーパーフライ級に上げる。再起戦が世界戦というのもありえる。松本亮は次戦、日本か東洋太平洋タイトルへの挑戦。拓真もフライ級でチャンスがあれば…。全ての可能性は否定しませんby金平」と笑みを浮かべた。

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