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[試合結果]2014.8.17

カーソンの三大世界戦

 IBFウェルター級タイトルマッチ、王者ショーン・ポーター(26=米)対1位の指名挑戦者ケル・ブルック(28=英)、オマール・フィゲロア(24=米)対ダニエル・エストラーダ(29=メキシコ)のWBCライト級タイトルマッチ、さらにサキオ・ビカ(35=カメルーン/豪)対アンソニー・ディレル(29=米)のWBCスーパーミドル級タイトルマッチの三大世界戦が16日(日本時間17日)、米国カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで行われた。
ブルックが僅差で勝ち残る
○ケル・ブルック(英)
 12回判定(2対0)
●ショーン・ポーター(米)

○アンソニー・ディレル(米)
 12回判定(3対0)
●サキオ・ビカ(カメルーン/豪)

○オマール・フィゲロア(米)
 9回1分TKO
●ダニエル・エストラーダ(メキシコ)

 メインで行われたポーター対ブルックはポイントの振り分けが難しいジャッジ泣かせの試合になった。序盤から仕掛けたのはポーターで、上々のスタートを切ったようにみえた。2回にブルックがバッティングで左目上をカットしたことも王者優勢を印象づける材料になったといえた。しかし、ブルックも主導権を王者に譲ったわけではなく、要所で的確なパンチをヒットして抵抗をみせた。そんななか6回に今度はポーターがバッティングで右目上をカットしてしまう。手数と攻勢のポーター、有効打のブルックという展開はその後も変わらず、拮抗したラウンドが最後まで続いた。採点はひとりが114対114のイーブンとつけたが、残る二者は117対111、116対112で挑戦者ブルックを支持。2対0の僅少差の判定で新王者が誕生することになった。ブルックは33戦全勝(22KO)。2度目の防衛に失敗したポーターは26戦24勝(15KO)1敗1分。
ディレルがラフファイトを制す

 セミファイナルで行われたWBC世界スーパーミドル級タイトルマッチは、昨年12月の続きのようなラフファイトになった。ホールド、レスリング行為などダーティーな試合はビカの持ち味でもあるが、今回はディレルも落ち着いて対応。ストレートを効果的につかって着々とポイントを重ねていった。8回にはローブローでビカが1点のペナルティを受けたことも挑戦者には幸いした。終盤、劣勢を悟ったビカは反撃を試みたが、それまでの失点を埋め合わせることはできなかった。採点は117対110、116対111、115対114だった。ダウンを奪って優勢に戦いながら引き分けに終わった8ヵ月前の精算をして念願の戴冠を果たしたディレルは、これで28戦27勝(22KO)1分。2度目の防衛に失敗したビカは42戦32勝(21KO)6敗3分1無効試合。
フィゲロア(左)が激勝

 フィゲロア対エストラーダのWBC世界ライト級タイトルマッチは、序盤から白熱した打撃戦となった。主導権を握ったのは攻撃力で勝るフィゲロアで、要所で攻勢を印象づけ毎回のようにポイントを積み重ねていった。そんな流れが8回に変わりかけた。偶然のバッティングでフィゲロアが左目上をカットしてしまったのだ。そんな矢先の9回、勝負に出たフィゲロアが右クロスを浴びせてダウンを奪う。立ち上がって再開に応じたエストラーダだが、ダメージは軽くはなかった。すぐに襲いかかったフィゲロアは挑戦者をロープに追い詰めて左右を連打。ここでライル・カイズ・ジュニア・レフェリーが割って入った。8回までの採点でも79対73(二者)、80対72の大差で王者がリードしていた。2度目の防衛を果たしたフィゲロアは25戦24勝(18KO)1分。年内にも次の指名挑戦者ホルヘ・リナレス(帝拳)の挑戦を受けることになりそうだが、その一方で減量苦から上の階級に転向するのではないかという見方もある。エストラーダは36戦32勝(24KO)3敗1分。
 この日のアンダーカードではホルヘ・リナレス(帝拳)、デオンタイ・ワイルダー(米)の世界前哨戦が行われた(別掲)ほか、英国の次期スター候補ふたりも登場。12年ロンドン五輪バンタム級金メダリストのルーク・キャンベルは、スティーブ・トランブル(米)とのライト級6回戦で2回KO勝ちを収めている。2回にダウンを奪い、最後は左ボディブローで仕留めるという完勝だった。キャンベルは7戦全勝(5KO)。次戦は10月25日に英国内で計画されている。38歳のトランブルは44戦13勝(8KO)31敗。WBC世界スーパーミドル級10位にランクされるカルム・スミスは、ライトヘビー級6回戦でアブラハム・エルナンデス(メキシコ)に初回2分59秒TKO勝ちを収めている。スミスは13戦全勝(10KO)、エルナンデスは6戦5勝(3KO)1敗。また、12年ロンドン五輪スーパーヘビー級米国代表のドミニク・ブリージールは、ベテランのビリー・ザンブラン(米)に2回KO勝ちを収めている。左フックでダウンを奪い、右アッパーから左フックでダウンを追加するという完勝だった。ブリージールは12戦全勝(11KO)、ザンブランは42戦27勝(16KO)14敗1分。

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