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IBF世界クルーザー級王者ジョアン・パブロ・エルナンデス(29=キューバ/独)は16日(日本時間17日)、元WBA王者フィラット・アルスラン(43=独)を相手にドイツのエルフルトで5度目の防衛戦に臨んだ。
○ジョアン・パブロ・エルナンデス(キューバ/独)
12回判定(2対1)
●フィラット・アルスラン(独)
12回判定(2対1)
●フィラット・アルスラン(独)
安定した戦いを見せているエルナンデスと、元王者とはいえ9月28日には44歳になるアルスラン。サウスポー同士の対決は王者が圧倒的に有利とみられていた。ところが、意外にも接戦になった。積極的に圧力をかけて出るアルスランに対しエルナンデスは下がりながら慎重に迎撃。手数は多くないもののエルナンデスは正確なパンチで技術力の高さをアピールしていったかに思われたが、ポイントは挑戦者にも流れていたようだ。採点は116対113、115対113で二者がエルナンデスを支持したが、もうひとりは逆に115対113でアルスランに2点のアドバンテージを与えていた。辛うじて5度目の防衛を果たしたエルナンデスは30戦29勝(14KO)1敗。世界戦5連敗となったアルスランは44戦34勝(21KO)8敗2分。