山口がWBCインターに挑戦

　日本ライトフライ級6位の山口隼人(25=TEAM10COUNT)が、9月27日(土)にフィリピン・マニラでWBCインターナショナル・フライ級王者レナン・トロンコ(25=比)の初防衛戦に挑むことが分かった。トロンコは昨年9月に同タイトルを獲得し、現在はWBC世界フライ級11位にもランクされる。戦績は19戦15勝(9KO)4敗で日本人選手との対戦は初となる。山口の戦績は17戦12勝(2KO)4敗1分。

　山口のタイトル挑戦は今回で3度目。11年11月に黒田雅之(川崎新田)が保持していた日本ライトフライ級王座に挑戦したのが最初で、次戦でWBCユースインターコンチネンタルフライ級王者クリス・パウリーノ(比)に挑み、5回TKOで散った。黒田戦はアグレッシブさを前面に出し、4回には王者からダウンを奪ったが判定2-1と僅差で敗れ涙をのんだ。しかし、パウリーノ戦以来、5戦全勝(2KO)と好調な山口だけに、今回は3度目の正直に期待したい。

　ただ、気になるのは山口に偶然のバッティングでの負傷が多いこと。ここ5戦も3戦で山口の怪我による負傷判定となっている。しかも今回のトロンコは左構えで164cmの山口より4cm低く、バッティングにはとりわけ注意が必要だ。