統一戦は11/8が最有力

　ライトヘビー級のWBA&IBF王者バーナード・ホプキンス(49=米)と、WBO王者セルゲイ・コバレフ(31=露/米)の統一戦は11月8日、米国ニュージャージー州アトランティックシティかニューヨークで開催されることが有力となってきた。

　ホプキンスは2日、アトランティックシティのボードウォークホールで行われたコバレフのV3戦(ブレーク・カパレリョに2回TKO勝ち)をリングサイドで観戦。試合後にはWBO王者と肩を並べて写真に納まった。ホプキンスがショータイム、コバレフがHBOテレビという壁があるが、これは前者が譲るかたちで統一戦が計画されている。3連続KO防衛を果たしたばかりのコバレフは「彼は多くの経験を積んでいるので、いろんなことを教えてくれるはず」と大先輩に敬意を表しつつも「恐れるものは何もない。彼はエイリアン(異星人)といわれているが、私だってクラッシャー(破壊者)と呼ばれているんだ。彼を火星に送り込んでやるよ」と自信をみせている。65戦55勝(32KO)6敗2分2無効試合のホプキンスに対し、コバレフは26戦25勝(23KO)1分。興味深いのは、ホプキンスが12ラウンドを25度もフルに戦い切っているのに対し、コバレフは最長でも8ラウンドまでしか戦った経験がないことだ。発表までにはさらに微調整が残っていると伝えられるが、ぜひ実現してほしいカードだ。