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WBC世界スーパーフェザー級2位にランクされるセルヒオ・トンプソン(30=メキシコ)は2日(日本時間3日)、メキシコのキンタナロー州チェトゥマルでアドネス・アグエロ(26=メキシコ)と対戦、10回判定勝ちを収めた。昨年8月、三浦隆司(帝拳)の持つ世界王座に挑んで判定負けを喫しているトンプソンは、これで再起3連勝(1KO)となった。
6回にダウンを奪ったトンプソンだが、それ以外でポイントを奪ったのは8回ぐらいのものだった。それ以外の多くのラウンドはアグエロが支配しているようにみえた。ところが試合終了後に発表されたスコアは96対83(二者)、97対92の3対0でトンプソンだった。観戦した人のなかには「地元判定であることは否定できない。しかも今年いちばんひどい地元判定だ」と酷評する者もいたほどだ。内容はともかく通算戦績を33戦30勝(26KO)3敗に伸ばしたトンプソンは、挑戦者決定戦と銘打たれたこの試合で勝利を収めたことで、再び大舞台に上がる機会を手にしそうだ。同情の声が寄せられたアグエロは33戦21勝(13KO)10敗2分。
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