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女子世界ダブルタイトル戦が開催された2日、アンダーカードで期待のB級デビューボクサー対決が会場を湧かした。赤コーナーから登場したのは元法政大学ボクシング部主将で2007年秋田国体、ボクシング競技少年の部ウェルター級で優勝した井上岳志(ワールドスポーツ)。ちなみに、この大会のバンタム級優勝が岩佐亮佑(セレス)、ライトウェルター級優勝が岡田博喜(角海老宝石)。言わずと知れた黄金世代のひとりだ。
ドローからの始まり
対戦相手を探すのに時間がかかったという井上と拳を交わしたのは、日章学園卒の永田大士(三迫)。2012年度社会人選手権で優勝している永田もデビュー戦の相手探しに苦労したという。
プロのリングへ
試合の結果はドロー。決定的なチャンスは訪れなかったが、強い踏み込みから繰り出す井上の右ストレートと永田の左ストレートは、集まった2100人の大観衆を喜ばせた。荒削りだが楽しみなふたり。今後に注目したい。
ウェルター級を盛り上げろ!
試合後に井上の話を聞くことができた。大粒の汗を拭きながら「昨年の7月からワールドスポーツでお世話になっています。会長に言われて練習してきたことが、出せませんでした。結局、独学で身につけたアマチュアスタイルのボクシングになってしまった。くっつき過ぎでした。途中、ダメだと思いながらやってました。右ストレートは練習してきたんですが、もっと膝を使って打ちたかったのに硬くなってしまいました」と、大物新人も苦笑いでプロ初戦を振り返った。ドローという結果を受けてか、今後の目標を「まずは一勝することですね」と照れ笑いした。