多田、王座統一を狙う!

□敵地での戦いについて?
多田「これはもうしょうが無いですね。決まった以上は行くしか無いでしょう。ただ、ラムナリンのビデオが一切無い状況なんですよ。トリニダード・トバコから届かないんです。情報が全く分らないんです。私としては決まった練習をキッチリやるだけですね。でも情報が無いのは怖いですよ。どうしましょう。とんでもなく強い選手が出て来たら」

□統一戦が繰り上がった事は?
多田「計画が狂いましたね〜。プライベートに関しても仕事に関しても。それに気分的に一瞬重くなりましたが、ここは性格なのか直ぐに開き直りましたよ。暫定やら何やらいるみたいですが、1人ずつ私が潰して行ってベルトの価値を上げて行きます。今のままでは女子ボクシングの価値は上がらない。私が海外に打って出る事で新たな挑戦を狙えるし。海外で私が世界王座を防衛する事で、新しい事がこれから出来るんじゃないのかなって思ってますよ」

□多田ファンにメッセージを
多田「トリニダード・トバゴはとんでもなく遠い所らしいですが、多田ファンの皆さん!“えっちゃん頑張って!!”って言ってくれたら嬉しいです。何か治安が悪い場所らしいですが気を付けて行って来ます!!トリニダード・トバゴで王座を統一して来ます。頑張りますので日本から応援していて下さい!!」

　現在の日本女子ボクシングはヨーロッパと比較すると、人気・知名度で大きく遅れをとっていると言っても過言では無い。今回、多田がトリニダード・トバゴ、富樫がタイと、日本を代表する2人の女子世界王者が海外で王座統一戦を戦う。多田・富樫の海外での統一戦が成功したならば、WBC世界スーパーバンタム級王者・西岡利晃(帝拳)が昨年5月、メキシコで王座を防衛した時に匹敵する快挙と言って良いであろう。多田悦子がトリニダード・トバゴで王座を統一し凱旋する時、日本女子ボクシングは新たなステージに入る。

■WBA世界女子ミニマム級王座統一戦
正規王者・多田悦子(フチュール)VS暫定王者リア・ラムナリン(トリニダード・トバゴ)
■日時:4/24(日本25日)
■開催地:トリニダード・トバゴ