レベコVSアルバラード

　採点は115対112、115対110、112対109と中差ながら明白な差がついていたが、レベコにとっては数字以上に苦しい戦いだった。昨年の大晦日に井岡一翔(井岡)の持つWBA世界ライトフライ級王座に挑戦して敗れているアルバラードは、6センチの身長差と12センチのリーチ差を生かしてロングレンジで積極的なアタックを繰り返した。地元の王者は経験を活かしながら出入りを繰り返して対抗した。レベコは7回に左耳から出血するというアクシデントに見舞われたが、この回にアルバラードもローブローで減点を科されている。その後も両者は激しく打ち合ったまま試合終了のゴングを聞いた。暫定王者時代も含め7度目の防衛を果たしたレベコは35戦34勝(18KO)1敗。善戦しながら世界戦で連敗のアルバラードは20戦18勝(15KO)2敗。