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WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ、王者シーサケット・ソー・ルンビサイ(27=タイ)対1位の指名挑戦者カルロス・クアドラス(25=メキシコ)の12回戦は31日(日本時間6月1日)、メキシコシティで行われた。
○カルロス・クアドラス(メキシコ)
8回負傷判定(3対0)
×シーサケット・ソー・ルンビサイ(タイ)
8回負傷判定(3対0)
×シーサケット・ソー・ルンビサイ(タイ)
挑戦者陣営が興行権入札でメキシコ開催に持ち込んだ試合、クアドラスはその期待に応えるスタートを切った。ともにパワーを売りにする攻撃型の選手だが、スピードではクアドラスが上回っている。その利点を生かして序盤はクアドラスが優勢に戦いを進めた。4回終了時に公開された採点ではジャッジ三者とも39対37でクアドラスがリードを奪っていた。5回、クアドラスは偶然のバッティングで左目上を負傷。WBCルールにしたがい負傷していないシーサケットから1点が引かれた。厳しい状況に追い込まれた王者はKOを狙って攻勢を強めたが、目的を果たすことはできなかった。8回になって傷が広がり、レフェリーが試合をストップ、それまでの採点で勝敗が決することになった。スコアは78対73、77対74、77対75で三者ともクアドラス優勢だった。
日本でも5戦してすべてKO勝ちを収めているクアドラスは30戦全勝(24KO)。シーサケットは昨年5月に佐藤洋太(協栄)から王座を奪った王座の2度目の防衛に失敗した。31戦27勝(25KO)4敗1分。