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WBC世界ミドル級王者セルヒオ・マルチネス(39=亜)は6月7日、米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)で元世界3階級制覇王者ミゲール・コット(33=プエルトリコ)の挑戦を受けることになっているが、その試合を最後に引退することが濃厚となっている。
セルヒオ・マルチネス
マルチネスは数年前まではパウンド・フォー・パウンドの上位常連だったが、ここ2年ほどは膝や拳の故障のため思ったようなパフォーマンスができず、ダウンを喫するなど苦しい試合が続いている。
コット戦も昨年4月以来14ヵ月ぶりの実戦ということになる。マルチネス自身も引き際を意識せざるを得ない状況といえる。マルチネス自身も「家族が私の引退を強く望んでいる。特に母親の考えは私にとって無視できないものなんだ」とメディアに明かしている。そのうえで「たとえ引退したとしても後悔はない。ボクシングは私にすべてのものを与えてくれたのだから。でも、いまは目の前のコット戦に集中したい。コット戦後に進退を決める」と加えている。