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ビタリ・クリチコ(42=ウクライナ)が名誉王者になったことで空位になったWBC世界ヘビー級王座は、1位のバーメイン・スティバーン(35=カナダ)と2位のクリス・アレオーラ(32=米)で決定戦が行われることになった。WBCの選手権委員会が決定したもので、
両陣営の交渉が不調に終わった場合は来年1月17日に興行権入札を行うことになるという。
この両者は今年4月、WBCの挑戦者決定戦として対戦し、スティバーンが12回判定勝ちを収めている。その後、スティバーンは王者への挑戦を打診していたが、クリチコ側が進退を保留していた。一方のアレオーラは9月の再起戦でセス・ミッチェル(米)に初回KO勝ち、WBCインターナショナル王座を手にしている。戦績は世界初挑戦となるスティバーンが25戦23勝(20KO)1敗1分、アレオーラが39戦36勝(31KO)3敗。アレオーラは09年9月のビタリ戦以来2度目の世界挑戦となる。この7年ほどで米国勢はヘビー級の世界挑戦18連敗と不名誉な記録を更新中だ。アレオーラは救世主になれるのか。