村田諒太 次戦は東京ドーム!?

　2度目の防衛戦に臨むWBA(世界ボクシング協会)ミドル級王者の村田諒太(帝拳)が17日(日本時間18日)、米国・トップランクジムで報道陣に練習を公開した。予定の午後1時前にジムに姿を見せた村田は、ゆっくりとした足取りで米国のメディア対応のためスタンバイした。
　村田は20日(日本時間の21日)に米国ネバダ州ラスベガス・パークシアターでWBA同級3位のロブ・ブラント(米)の挑戦を受ける。
　試合は、午前11時からスポーツ専門のOTTサービス『DAZN』で生中継される。

　米国滞在4日目の村田は「ようやく時差もとれてきて、順調に仕上がってきたと思います」と体調の良さをアピール。ニアミスした挑戦者のブラントの印象を「ただ通り過ぎただけなので印象もないですが、身長も自分より少し低い感じでしたし、肩幅もそんなに大きくは感じなかったです」と口にした。「やってきたことをしっかり出すだけですね、しっかりプレッシャーをかけて、それが通用するかしないか、それだけです」と落ち着いた様子で試合の展望を語った。

　練習に入った村田だが、体をほぐしてからシャドーボクシングでワンツーを1分ほど確認すると練習は終了。田中繊大トレーナーは「今日は元々オフにする予定の日なので、こんな感じです。調子は良いので問題はないですよ」と短い公開練習の理由を明かした。

　村田と米国で契約しているトップランク社のボブ・アラムプロモーターは「村田もブラントも良い選手。世界戦にふさわしい試合が期待できることをうれしく思う」と語った。村田の今後については「この試合を良い形で勝てば、彼が希望している東京ドームでのビッグマッチにつなげることはできるだろう。私もそれを望んでいる」と次戦でのビッグマッチを示唆した。