蛮行のチゾラをサスペンド

　英国のボクシングを管理しているBBBC(英国ボクシング監督局)は8日、会見時に机を投げるなどの蛮行におよんだ世界ヘビー級ランカーのディレック・チゾラ(32=ジンバブウェ/英)に対し、2年間の出場停止と罰金を科すことを決定した。

　チゾラは10日に英国マンチェスターでWBC10位のディリアン・ホワイト(英)とWBC挑戦者決定戦を行うことになっており、7日には共同会見が行われた。その席でエキサイトしたチゾラは机を頭上に持ち上げて放り投げ、場を混乱させた。これを重くみたBBBCは翌日に会議を開き、10日のホワイト戦への出場は認めるもののチゾラにその後の2年間の出場停止と2万5000ポンド(約360万円)の罰金を科し、さらに5000ポンド(約72万円)の弁償金を請求することを決定した。チゾラとホワイトは9日に前日計量に臨むが、両者が顔を合わせないよう時間を変えて行われることになった。ちなみにホワイト対チゾラは5対2でホワイト有利というオッズが出ている。