2/27 ビュテvsアルバレス

　07年から11年にかけてIBF世界スーパーミドル級王座を9度防衛を記録したこともあるサウスポーのビュテだが、カール・フロッチ(英)に5回TKO負けを喫して王座陥落した試合を含め、12年以降の6戦は2勝3敗1分と振るわない。今年4月のWBC世界スーパーミドル級王座挑戦ではバドゥ・ジャック(スウェーデン/米)と引き分けたものの、試合後のドーピング検査で陽性反応が出るなどリング内外で冴えない状態が続いている。36戦32勝(25KO)3敗1分。一方のアルバレスはすでにWBC世界ライトヘビー級王座への指名挑戦権を握っているが、アドニス・スティーブンソン(ハイチ/カナダ)との対戦が先延ばしになっているため、知名度の高いビュテを叩いてさらに知名度を上げようという狙いがあるようだ。20戦全勝(10KO)。ただし、アルバレスは今週末10日にノルベルト・ダブロウスキー(ポーランド)との10回戦が予定されており、これに無傷で勝つことがビュテ戦実現の前提となる。