ボクシングモバイルニュース

海外情報

海外注目戦

ランキング

TV・ネット欄

階級別特集
[試合結果]2016.12.4

C級 SL級ダブル世界戦

 3日(日本時間4日)、ロシアの首都モスクワではデニス・レベデフ(37=露)対ムラト・ガシエフ(23=露)のIBF世界クルーザー級タイトルマッチと、エドゥアルド・トロヤノフスキー(36=露)対ジュリアス・インドンゴ(33=ナミビア)のIBF世界スーパーライト級タイトルマッチが行われた。
〇ムラト・ガシエフ(露)
 12回判定(2対1)
×デニス・レベデフ(露)

〇ジュリアス・インドンゴ(ナミビア)
 1回40秒KO
×エドゥアルド・トロヤノフスキー(露)

 クルーザー級の試合はIBFの指名試合として挙行されたが、「団体の統一戦を優先すべき」という方針のWBAは防衛戦として認めないとしていた。試合は両者とも慎重に相手の出方をうかがうスタートを切ったが、サウスポーのレベデフが徐々に攻勢をとるかたちで序盤をリード。ガシモフは王者のボディに的を絞って攻め返し、5回にはレバーブローを突き刺してダウンを奪った。その後、レベデフは反撃を試みるもののボディに受けたダメージが響いて長続きせず、終盤にペースダウンした挑戦者を攻めきれなかった。採点はひとりが114対113でレベデフを支持したが、二者は逆に116対112、116対111でガシエフの勝利とつけた。3対2のオッズをひっくり返してIBF王者になったガシモフは25戦24勝(17KO)1無効試合。「自分が勝っていたと思う。悪くても引き分けだ」と判定にクレームをつけたレベデフは32戦29勝(22KO)3敗。規定体重内で戦って敗れたものの、非認定試合ということでWBAのスーパー王座を保持することになるのか注目される。
 スーパーライト級は衝撃的な結末を迎えた。9月に指名挑戦者の小原佳太(三迫)を2回TKOで下しているトロヤノフスキーは12対1という圧倒的有利のオッズを背にリングに上がったが、試合開始から30秒過ぎ、サウスポーのインドンゴが181センチの長身から放った左をアゴに浴び、リング中央で痛烈なダウンを喫した。誰が見ても立てそうにないダウンだったため、レフェリーはノーカウントで試合終了を合図した。ハリー・サイモン、パウルス・モーゼス、パウルス・アンブンダに次いでナミビア4人目の世界王者になった殊勲のインドンゴは21戦全勝(11KO)。長期政権が予想され、他団体王者との統一戦も計画に挙がっていたトロヤノフスキーは26戦目で初の敗北(25勝22KO1敗)となった。なお、新王者インドンゴに対するIBFの指名挑戦者決定戦、3位レニー・ザッパビーニャ(豪)対4位セルゲイ・リピネッツ(露)は10日、米国カリフォルニア州ロサンゼルスで行われる。この階級ではIBF5位に近藤明広(一力)、3ヵ月前にトロヤノフスキーに敗れた小原も13位にランクされており、今後の動きが注目される。
 この日の前座ではクルーザー級でIBF12位、WBO11位にランクされるサウスポーのラキーム・チャキエフ対WBO10位マクシム・ウラソフのロシア人同士の世界ランカー対決が行われ、ウラソフが7回TKO勝ちを収めた。2回、5回、6回、そして7回と計4度のダウンを奪って空位のWBAインターナショナル王座を獲得したウラソフは39戦37勝(20KO)2敗。6回にダウンを奪いながら逆転できなかった08年北京五輪ヘビー級金メダリストのチャキエフは29戦26勝(19KO)3敗。
 同じく前座に出場したWBC世界クルーザー級4位、IBF10位、WBO13位のドミトリー・クドリャショフ(露)は、WBA12位、WBC14位のサンタンデル・シルガド(コロンビア/パナマ)から2度のダウンを奪って1回KO勝ち、空位のWBCシルバー王座を獲得した。「ロシアン・ハンマー」と呼ばれるクドリャショフは21戦20勝(20KO)1敗。シルガドは31戦27勝(21KO)4敗。

試合日程

試合結果

トーナメント

ランキング

選手検索

TV・ネット欄

王者一覧

タイトル戦

階級別特集

インタビュー

有料試合動画

データマニア

待受写真

全国ジム検索

注目選手

海外試合日程

海外試合結果

海外選手検索

海外注目戦

海外情報

基礎知識

ボクモバ投票

勝ちメシ

レッスン

ボクモバ占い
ボクモバ海外版トップページへ戻る