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WBCは13日付で最新ランキングを発表したが、「クリーン・ボクシング・プログラム(CBP)」に同意が得られなかったとして1ヵ月前に除外したウェルター級のアミール・カーン(29=英)らをランキングに復帰させた。
アミール・カーン
WBCは相次ぐドーピング違反への対策として今年5月からVADA(任意の反ドーピング機構)と提携してCBPを提唱。ランキング15傑内のトップ選手を中心に検査に必要な書類や同意書の提出を求めてきた。しかし、期限内に提出を怠った選手や意思が確認できなかった選手らがいたため、対象となる25人を10月発表のランキングから外すという思い切った手段に出た。そのなかには元世界王者のカーンやデビッド・ヘイ(英)、ランセス・バルセレミ(キューべ/米)、ユリオルキス・ガンボア(キューバ/米)らも含まれていた。その後、カーンやスーパーウェルター級のバーネス・マーティロスヤン(アルメニア/米)、ライトヘビー級のジャン・パスカル(ハイチ/カナダ)らが同意書と書類を提出したため、WBCは彼らのランキング復帰を認めた。カーンはウェルター級1位、マーティロスヤンは3位、パスカルは13位に復帰している。なお、まだヘイやバルセレミ、ガンボア、ライト級のフェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)らは状況が変わっていない。