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アレクサンデル・ポベトキン(37=露)対バーメイン・スティバーン(37=ハイチ/米)のWBC世界ヘビー級暫定王座決定戦の興行権入札が7日、米国ニューヨークで行われ、ポベトキン側が3億円超を提示して落札した。WBCのヘビー級王座はデオンタイ・ワイルダー(30=米)が持っているが、7月のV4戦で右拳と腕を痛めて戦線離脱しており、そのため暫定王座が設けられることになった。
バーメイン・スティバーン(37=ハイチ/米)
興行権入札にはポベトキン側の「ワールド・オブ・ボクシング(WB)」社のアンドレイ・リャビンスキー代表、スティバーン側の「ドン・キング・プロダクションズ(DKP)」のキング・プロモーター、さらにスティバーン陣営の「アイ・オブ・ザ・タイガー(ET)」社のカミール・エステバン氏が参加。両選手の合計報酬としてDKPが210万ドル(約2億1630万円)、ET社が54万2000ドル(約5580万円)を提示するなか、WB社は316万5000ドル(約3億2600万円)という高額オファーを出して落札した。このうちWBCが10%をいったん預かり、残りの約3億円が両選手に半々に分配される。そして試合後、勝者に10%に相当する額がボーナスとして上乗せされることになる。リャビンスキー氏は15日〜21日以内に試合の日程と開催場所を決める義務を負うことになる。これを受け暫定王座決定戦は早ければ12月にもロシアで行われる可能性が高くなった。元WBA王者のポベトキンは31戦30勝(22KO)1敗、前WBC王者のスティバーンは28戦25勝(21KO)2敗1分。