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17日にサウル・カネロ・アルバレス(26=メキシコ)に9回KO負けを喫してWBO世界スーパーウェルター級王座を失ったリアム・スミス(28=英)が、今後は米国を拠点にして活動していく可能性が出てきた。
左:スミス 右:カネロ
スミスは17日、5万以上の観客が集まった米国テキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムでアルバレスと対戦。奮闘したものの7回、8回、そして9回に各一度ずつダウンを喫して敗れた。現代を代表するトップスターが相手だけに決して株を落とすような試合ではなく、今後も大舞台に上がるチャンスがやってきそうだ。そのスミスはアルバレス戦前にIBF世界ウェルター級王者ケル・ブルック(英)とスパーリングを行ったが、右目上に裂傷を負っていたと明かしている。今後、ブルックとの対戦が組まれた場合は「ノーと言うつもりはない。喜んで戦う」と前向きな姿勢をみせている。しかし、スミスのトレーナーを務めるジョー・ギャラガー氏はブルック戦に関心を示しておらず、「今後、スミスは米国を拠点に活動していくことになりそうだ」と話している。HBOテレビがミゲール・コット(プエルトリコ)との試合に動いているとも伝えられる。スミスはアルバレスに敗れて世界王座は失ったが、プロとして十分に存在感は示したといえそうだ。