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フライ級のWBAスーパー王座とWBO王座を3年半にわたって保持していたファン・フランシスコ・エストラーダ(26=メキシコ)が、WBAに続いてWBO王座も返上した。スーパーフライ級王座を獲得したWBC王者のローマン・ゴンサレス(29=ニカラグア)も王座返上が確実視されている。これにともないフライ級トップ戦線は大きく動くことになりそうだ。
ローマン・ゴンサレス
エストラーダはWBAのスーパー王座を返上したのに続き、WBOにも返上の通知を送ったことが明らかになった。WBC王座はゴンサレスが団体に対して明確な意思表示をしておらず、まだ確定はしていないがフライ級王座を返上する可能性が高い。となるとWBAのスーパー王座、WBC王座、WBO王座が同時に空位になるわけだ。WBAでは井岡一翔(井岡)がレギュラー王者として君臨しているため差し迫った動きはないものとみられるが、WBCとWBOは王座決定戦のカードが注目される。WBCでは1位がナワポン・ソー・ルンビサイ(タイ)で、2位にファン・エルナンデス(メキシコ)がランクされている。
井岡一翔
日本勢では比嘉大吾(白井・具志堅)が7位、五十嵐俊幸(帝拳)が9位にいる。WBOでは1位がドニー・ニエテス(比)で2位にゾウ・シミン(中国)がつけている。粉川拓也(宮田)、比嘉も圏内に名を連ねている。はたして決定戦には誰が出場し、その勝者への挑戦権は誰が手にするのか。フライ級戦線は風雲急を告げる状況になってきた。