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元WBA、WBC世界スーパーミドル級王者で現在はライトヘビー級でWBA2位、WBC4位、IBF1位、WBO2位にランクされるアンドレ・ウォード(32=米)は6日(日本時間7日)、米国カリフォルニア州オークランドでWBA同級10位、WBO13位のアレクサンデル・ブランド(37=コロンビア)と12回戦を行った。
ウォードが予想に応えた
世界ランカー同士のカードだが、予想ではウォードが圧倒的有利とみられていた。はたして試合はウォードの一方的なものになった。
スピードやテクニックで勝るウォードは初回から着実にポイントを積み重ね、途中で構えを左にスイッチする器用さもみせつけた。
奥がコバレフ
次戦の相手、WBA、IBF、WBO世界ライトヘビー級王者セルゲイ・コバレフ(露/米)がリングサイドで観戦するなか、ウォードは危なげなく勝利を飾った。
まさに完勝を収めたウォード
採点は三者とも120対108をつけるワンサイドマッチだった。リスクを冒さないこと、試合が退屈であることなど、ある意味ではウォードらしさの出た試合でもあった。コバレフ対ウォードは11月19日、ラスベガスで予定されている。
6日の前座ではスーパーライト級でWBO9位、IBF12位にランクされるモーリス・フッカー(米)が、体重オーバーのタイ・バーネット(米)に127秒TKO勝ちを収めた。
左フックでダウンを奪ったあと連打でストップに持ち込んだフッカーは23戦21勝(16KO)2分。NABO北米スーパーライト級王座の2度目の防衛に成功した。敗れたバーネットは29戦23勝(15KO)6敗1分。