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IBF世界ライトヘビー級2位のアルツール・ベテルビエフ(30=露/カナダ)は11月28日、カナダのケベックで同級王座挑戦者決定戦を予定しているが、その相手がカロ・ムラト(32=アルメニア/独)に決まりそうだ。
2度の五輪出場経験を持つベテルビエフはプロ転向後9戦全KO勝ちの快進撃を続けており、WBA、IBF、WBO3団体統一王者セルゲイ・コバレフ(露/米)、WBC王者アドニス・スティーブンソン(ハイチ/カナダ)を脅かす存在になっている。特にアマ時代にはコバレフに2度勝っているとあって、両者の対決が期待されてもいる。その前にベテルビエフはIBFの挑戦者決定戦に臨むことになったわけだが、予定されていた同級8位のサリバン・バレラ(キューバ/米)がビザの関係でカナダ入国が難しいことが判明。そのためムラトが抜擢されることになったという経緯がある。2年前、バーナード・ホプキンス(米)の持つIBF王座に挑んで判定負けを喫しているムラトは30戦27勝(17KO)2敗1分。なお11月28日のイベントはジェームス・デゲール(英)対ルシアン・ビュテ(ルーマニア/カナダ)のIBF世界スーパーミドル級タイトルマッチがメインで、アンダーカードでベテルビエフ対ムラト、さらにエレイデル・アルバレス(コロンビア/カナダ)対イサック・チレンバ(マラウィ/南ア)のWBC世界ライトヘビー級挑戦者決定戦が予定されている。