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WBOは同団体のスーパーバンタム級王者ギジェルモ・リゴンドー(35=キューバ/米)に対し、昨年12月31日から活動実績がないことを指摘し、王座剥奪の危機に瀕していると警告した。
天笠戦のリゴンドウ
リゴンドーは昨年の大晦日に大阪で天笠尚(山上)に11回終了TKO勝ちを収めた。これがWBA王座の8度目、WBO王座は3度目の防衛戦だった。その後、同じ階級のWBAレギュラー王者スコット・クイッグ(英)やIBF王者カール・フランプトン(英)らとの統一戦を希望したが、ビジネスの壁に阻まれて実現しなかった。また、自身がマネージメントの契約トラブルを抱えていたこともあり、試合予定がないまま現在に至っている。こうしたなかWBOは「9ヵ月以内に防衛戦を行うこと、という王者の義務を果たしていない」として剥奪の可能性があることを文書で伝えた。WBOは6月には、2階級の王座を同時に保持することを禁じたルールに触れるとしてフロイド・メイウェザー(米)からウェルター級王座を剥奪。また、今回のリゴンドーと同じように、正当な理由なく防衛戦を行っていないとしてスーパーウェルター級のデメトリアス・アンドレイド(米)に警告をしたうえで王座を剥奪している。このままだとリゴンドーのWBO王座も剥奪は避けられない状況といえる。なお、リゴンドーはWBAのスーパー王座も保持しているが、こちらにも影響が及ぶのかどうかは不明だ。