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WBC世界スーパーライト級王座決定戦、1位のビクトル・ポストル(31=ウクライナ)対2位の元暫定王者ルーカス・マティセ(33=亜)の12回戦は3日(日本時間4日)、米国カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで行われた。
マティセの右が振り抜かれる
〇ビクトル・ポストル(ウクライナ)
10回2分58秒KO
×ルーカス・マティセ(亜)
ハンマーのような左右の強打を武器にする好戦派のマティセと、180センチの長身と187センチのリーチを生かした技巧派のポストルという組み合わせだったが、戦前のオッズは15対8で前者有利と出ていた。懐に入りたいマティセが前進し、それを嫌うポストルが距離を保つ展開となったが、噛み合わせが甘く両者とも確実に流れを掴めないままラウンドが進んでいった。展開が大きく変わったのは7回のこと。身長で11センチ、リーチで12センチ勝るポストルが徹底したアウトボクシングに出たのだ。ストレスを溜め始めたマティセは何度も仕掛けようと前に出たが、すかされてしまい仕事をさせてもらえなくなった。迎えた10回、単調になっていたマティセが前に出てガードが空いた瞬間、ポストルは右のカウンターを一閃。これをアゴに浴びたマティセはガックリと両手足をキャンバスにつくダウンを喫した。途中で立ち上がる気配をみせたマティセだが、そのままカウントアウトされた。ラウンド終了まで2秒を残す時点でのことだった。指名挑戦権を得てから1年5ヵ月、待望の世界王座を獲得したポストルは28戦全勝(12KO)。初のKO負けを喫したマティセは42戦37勝(34KO)4敗1無効試合。
前座ではスーパーライト級の世界ランカー対決が行われ、IBF3位、WBC11位のアントニオ・オロスコ(メキシコ)が元世界3階級制覇王者で現スーパーライト級WBC7位のウンベルト・ソト(メキシコ)に10回判定勝ちを収めた。オロスコはローブローで減点1を科されたものの、98対91、97対92(二者)とジャッジ全員から支持を集めた。王座挑戦に前進した27歳のオロスコは23戦全勝(15KO)、敗れた35歳のソトは77戦65勝(35KO)9敗2分1無効試合。
10回2分58秒KO
×ルーカス・マティセ(亜)
ハンマーのような左右の強打を武器にする好戦派のマティセと、180センチの長身と187センチのリーチを生かした技巧派のポストルという組み合わせだったが、戦前のオッズは15対8で前者有利と出ていた。懐に入りたいマティセが前進し、それを嫌うポストルが距離を保つ展開となったが、噛み合わせが甘く両者とも確実に流れを掴めないままラウンドが進んでいった。展開が大きく変わったのは7回のこと。身長で11センチ、リーチで12センチ勝るポストルが徹底したアウトボクシングに出たのだ。ストレスを溜め始めたマティセは何度も仕掛けようと前に出たが、すかされてしまい仕事をさせてもらえなくなった。迎えた10回、単調になっていたマティセが前に出てガードが空いた瞬間、ポストルは右のカウンターを一閃。これをアゴに浴びたマティセはガックリと両手足をキャンバスにつくダウンを喫した。途中で立ち上がる気配をみせたマティセだが、そのままカウントアウトされた。ラウンド終了まで2秒を残す時点でのことだった。指名挑戦権を得てから1年5ヵ月、待望の世界王座を獲得したポストルは28戦全勝(12KO)。初のKO負けを喫したマティセは42戦37勝(34KO)4敗1無効試合。
前座ではスーパーライト級の世界ランカー対決が行われ、IBF3位、WBC11位のアントニオ・オロスコ(メキシコ)が元世界3階級制覇王者で現スーパーライト級WBC7位のウンベルト・ソト(メキシコ)に10回判定勝ちを収めた。オロスコはローブローで減点1を科されたものの、98対91、97対92(二者)とジャッジ全員から支持を集めた。王座挑戦に前進した27歳のオロスコは23戦全勝(15KO)、敗れた35歳のソトは77戦65勝(35KO)9敗2分1無効試合。