ダルチニャンがKOで再起

　フライ級とスーパーフライ級の元世界王者で、現在はフェザー級で戦うビック・ダルチニャン(39=アルメニア/豪)は3日、オーストラリアのシドニーでモンコルチャイ・ルークムアンカンチ(タイ)と対戦、2回TKO勝ちを収めた。

　ダルチニャンは09年からバンタム級で3度、フェザー級で2度、計5度も世界王座に挑んだが、勝利を収めることはできなかった。 今回は今年5月、WBA世界フェザー級王者ヘスス・クェジャル(亜)に8回TKO負けを喫して以来の再起戦だった。50戦41勝(30KO)8敗1分。モンコルチャイは17戦12勝(7KO)5敗。 　この日は、元WBA世界フライ級、スーパーフライ級暫定王者のデンカオセン・カオビチット(タイ)もリングに上がったが、サウスポーのTJドヘニー(28=アイルランド/豪)に5回TKO負けを喫した。PABA王座を守ったWBAスーパーフライ級11位のドヘニーは13戦全勝(9KO)に戦績を伸ばした。デンカオセンは昨年9月、松本亮(大橋)に2回KO負けを喫して以来13ヵ月ぶりのリングだった。 70戦63勝(23KO)6敗1分。