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いまをときめく5階級制覇のスーパースター、フロイド・メイウェザー(38=米)に「最後に勝った男」として知られるセラフィム・トドロフ(46=ブルガリア)が26日(日本時間27日)、ブルガリアの首都ソフィア郊外ペルニクで12年ぶりの復帰戦に臨む。
トドロフは88年ソウル五輪にフライ級で出場し、92年バルセロナ五輪にはバンタム級で出場。さらに96年のアトランタ五輪ではフェザー級で銀メダルを獲得している。メイウェザーと拳を交えたのはアトランタ五輪の準決勝で、トドロフは10対9のポイント勝ちで決勝に駒を進めた。その2ヵ月後にメイウェザーはプロに転向し、現在まで48戦全勝(26KO)という無傷のレコードを誇っている。
一方のトドロフは五輪決勝で惜敗したあと、98年にブルガリアでプロに転向。しかし、2戦目で8回判定負けを喫するなど順風満帆とはいかず、2000年から03年まで3年のブランクをつくったあと6戦5勝(1KO)1敗の戦績を残してリングを去った。今回の試合は6戦1勝5敗のアレクサンダー・チュカレイスキー(ブルガリア)とのスーパーライト級4回戦の予定で、トドロフにとっては12年ぶりの復帰戦となる。Fightnews.comの取材に対しトドロフは「スピードも勘も大丈夫。問題があるとすればコンディションかな。数多くの国際試合にも出場してきたので重圧もない」と自信をみせている。
物議をかもした19年前のメイウェザー戦に関しては「いまさら話しても仕方ない」というトドロフだが、“再戦”に関しては「5ヵ月の準備が必要だが、実現すれば面白い戦いになるだろうね」と、満更でもない様子だ。