大毅、世界挑戦決定!!

　WBA世界フライ級11位・亀田大毅(亀田)、2年振り2度目となる世界挑戦が10日に正式決定した!!大毅が挑むは、WBA世界フライ級王者デンカオセーン・カオウィチット(タイ)。10月6日(火)大阪市中央体育館で開催される。
　デンカオセーンは昨年の大晦日、坂田健史(協栄)を2回KOで破りWBA世界フライ級王座を奪取。今年5月には地元タイで久高寛之(仲里ATUMI)を迎え打ち、判定2-1で久高を下し初防衛に成功し、新たな日本人キラーとなった世界王者である。
　10日、大毅はデンカオセーン挑戦に向けて都内で会見を行った。

　亀田ジム五十嵐会長とともに会見場に現れた亀田大毅は、内藤戦からデンカオセーン挑戦までの2年間を振り返った。「あの試合から2年。初めの1年は人間性的な部分や社会性を学び、メキシコで世界も体験して来た。後半1年は試合も出来る様になり、サポートしてくれる人達の力を感じた。今回、デンカオセーンに挑戦出来るのは周りのサポートのお陰。もう一回世界のリングに上がり、世界チャンピオンになるって想いがあったから乗り越えられた。あとは俺が結果を出すだけ。獲るだけ」と一言一言噛み締める様に語った。
　デンカオセーンの印象について大毅は「ワンディと似てるよな。ワンディと試合した事が良かったと思う。色んな事を試したい。あのレベルになれはパンチもあるし。出せる力を出し切ってボクシングをやるだけ。試合は前半から勝負に出る」と抱負を語った。
　当日までにどうレベルアップを計るかと訪ねられると「レベルアップはちょっとな。何時も俺は勝たないといけない。ただボクシングの戦いが分かって来た。まだ15戦だけど、キャリアは試合数より中身だと思っている。俺のキャリアは伴ってると思ってるから。だけどドンドン試合をして体に戦いを染み込ませる。試合間隔が開くのが不安。だから8月にも試合する。試合間隔が短い方が良いし、丁度良い間隔」と、今月30日の試合と世界挑戦までの間隔の短さも自身のステップアップであるとした。

　最後に大毅は「ベルトを獲る事が始まり。獲ってから何かが始まるんじゃないかと思ってる」とし、世界王者になる事がボクサー・亀田大毅のスタートであると話し会見を終了した。
　果たして大毅は2年前の自分にケジメを付け、世界王者となって本当のスタートを切る事が出来るのか!!

■亀田大毅大阪凱旋 WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦
WBA世界フライ級王者デンカオセーン・カオウィチット(タイ)VS挑戦者・亀田大毅(亀田)
■日時:10月6日(火)
■会場:大阪市中央体育館
■デンカオセーン・カオウィチット49戦47勝(20KO)1敗1分
■亀田大毅15戦14勝(10KO)1負