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WBA(世界ボクシング協会)世界バンタム級王者のアントニオ・バルガス(28=米国)が23日、羽田空港到着便で初来日した。
昨年12月に暫定王座に就いたバルガスは、堤聖也(角海老宝石)が怪我の回復のため休養王者になったことに伴い、正規王者に昇格した。
7月30日(水)に横浜BUNTAIで開催される「U-NEXT BOXING 3」で対戦する比嘉大吾(29=志成)との試合が、正規王者として最初の防衛戦となる。

笑顔で到着ロビーに姿を見せたバルガスは、「ずっと寝てたので体調はいいよ」と、サンフランシスコからの10時間半のフライトの疲れは見せなかった。
普段はフロリダでトレーニングを積んでいるバルガスだが、今回はトレーニングの前半はフロリダで過ごし、後半の1ヶ月半は選手層が厚いラスベガスで合宿を続け、比嘉のファイトスタイルに似た選手を相手に、約60ラウンドのスパーリングを消化してきた。

その比嘉に関して、世界戦2試合を含む直近3試合を見たことを明かし、「ビッグショットが印象的なエキサイティングなボクサーで、右のオーバーハンドのフックが強い、ハードパンチャー。タイトルを奪いに来る準備ができてると思った」と、ビデオで研究した剛腕に警戒心を強めた。それでも、「彼にも自分にも家族がいる。男と男の戦いになる。楽しみにしていてほしい」と、気持ちを込めた。
試合に関しては、「KOを狙うわけではなく、各ラウンドを取っていくことに集中しているが、最近はKOで勝つ試合が増えているので、試合の流れでそうなるかもしれない」と展望を語った。
暫定王者から正規王者になったことで、「防衛するために、自己管理と規律が大事」のチャンピオンとしての自覚と、挑戦者からベルトを狙われる覚悟を口にした。その上で、「比嘉戦で王座防衛を果たすことができれば、他団体のチャンピオンとの王座統一戦をしたい」との考えを示した。