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[試合後談話]2023.9.2

浅井大貴がランカー入りをアピール!

 元日本ランカーの浅井大貴(34=アポロ)が2日、大阪・豊中市立文化芸術センターで開催された「APOLLO KO LIVE」のメインイベントに出場。59.4kg契約8回戦でアタノン・クンラウォン(タイ)と対戦した。

 今年4月以来の再起戦に臨んだ浅井は、復活を遂げることができたのかーー。
KO勝ち!
   初回こそ、慎重な試合運びを見せていた浅井だが、2回にプレスをかけてロープに詰めると、右ボディアッパーをグサリ! 痛烈なダウンを奪い、10カウントを聞かせた。
恐怖心に打ち勝った
 控室で取材に応じた浅井は「相手がスイッチしていたので、距離感が掴めずやりにくかったが、ダウンを奪ったパンチは狙っていた」と、KO勝ちに納得の表情を浮かべた。

 今年4月の試合では2回KO負け。さらに6月に右足を痛めて思うような練習ができず、不安を抱えた中での再起戦だった。「負けてからずっと落ち込んでいたが、皆が励ましてくれた。勝てて良かった」と安堵した。

 今後の目標を聞かれた浅井は「まずは、ランキング上位を目指す」と言葉に力を込めた。
右:諏訪亮(SUN-RISE)が快勝!
 セミファイナルの57.6kg契約6回戦では、大倉崇(35=アポロ)と諏訪亮(24=SUN-RISE)が激突した。序盤から諏訪が右ボディストレートを好打し、ペースを掌握。打ち終わりに右を合わせてポイントを重ねた。粘り強く前に出てくる大倉に対し、最後まで冷静に戦い切った。
「まずはランカーを目指す!」
 連勝した諏訪だが「相手のパンチはよく見えていたが、もっと自分から仕掛けていかないといけない」と課題を挙げた。それでも「ビビりながら戦った方が、集中できて良いのかもしれない」と収穫もあったようだ。まずはランキング入りを目指す諏訪は「会長が組んでくれた試合を勝つだけ」と拳を握りしめた。
「諦めない!」
 一方、約5年4ヶ月ぶりの試合を飾ることができなかった大倉は「久しぶりの試合で動きが硬く、攻撃が単調になってしまった。冷静には戦えたが…」と唇を噛んだ。

 前回の試合で右手を骨折したことと、消防士の仕事の兼ね合いで「ボクシングは辞めていなかったが、週3回ペースでしか練習に行けなかった」とリングから遠ざかった。それでも「気持ちがモヤモヤしたままでは終われない」とカムバックを決意した。この日は勝利を飾ることはできなかったが、「このままでは終われない」と前を向いた。

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